「もうサッカー辞めたい。」
ある日突然、子どもからそう言われて戸惑った経験はありませんか?
これまで送迎を頑張ってきた。
練習も応援してきた。
だからこそ、親としては簡単に受け入れられないものです。
しかし、ここでの対応次第で、子どもとの信頼関係や今後の成長に大きな影響を与えることがあります。
大切なのは、辞めさせるか続けさせるかをすぐに決めることではありません。
まずは「なぜ辞めたいのか」を理解することです。
「辞めたい」は本当に辞めたいとは限らない
子どもの「辞めたい」には様々な意味があります。
例えば、
- 試合に出られなくて悔しい
- コーチに怒られた
- チームメイトとトラブルがあった
- 練習がきつい
- 自信を失っている
この場合、本当に辞めたいのではなく、
「今の苦しさから逃れたい」
という気持ちを表現していることがあります。
親が最初にやるべきことは説得ではありません。
まず話を聞くことです。
まずは理由を聞くより気持ちを聞く
多くの親はこう聞いてしまいます。
「なんで辞めたいの?」
すると子どもはうまく説明できません。
理由より先に聞いてほしいのは気持ちです。
例えば、
- 何が一番つらい?
- 最近どんな時が嫌だった?
- どんな気持ちで練習に行ってる?
こうした質問の方が本音が出やすくなります。
子ども自身も、自分の気持ちを整理できていないことが多いからです。
親がやってはいけない3つの対応
「せっかく続けてきたのに」
親目線では当然の気持ちです。
しかし子どもには、
「自分の気持ちを分かってもらえない」
と伝わります。
「辞めるなんて根性がない」
問題は根性ではありません。
本当に困っている原因を見逃してしまいます。
すぐに結論を出す
- 分かった、辞めよう
- 絶対に辞めちゃダメ
どちらも早すぎます。
まずは状況を整理する時間が必要です。
続けるか辞めるかより大切なこと
実は、
「サッカーを続けたか」
よりも、
「自分で考えて決めたか」
の方が大切です。
親が無理やり続けさせても、
子どもは納得していません。
逆に勢いで辞めてしまうと、
後から後悔することもあります。
だからこそ、
- なぜ辞めたいのか
- 本当はどうしたいのか
- 他の選択肢はあるのか
を一緒に考える時間が必要です。
私が現場で見てきた「辞めたい」の正体
25年以上サッカー現場に関わってきて感じることがあります。
子どもが辞めたくなる原因の多くは、
サッカーそのものではありません。
- 人間関係
- 評価への不満
- 自信の喪失
- 成長実感の不足
こうした問題が背景にあります。
逆に言えば、
問題が解決すると再び前向きになる子も少なくありません。
だから「辞めたい」という言葉だけで判断するのは危険です。
まとめ|まずは子どもの味方になる
子どもから
「サッカー辞めたい」
と言われた時、
親は不安になります。
しかし最初にやるべきことは説得ではありません。
まずは話を聞くことです。
そして、
「辞めたいと思うくらい苦しかったんだね」
と気持ちを受け止めることです。
そのうえで、
続けるのか。
休むのか。
環境を変えるのか。
子ども自身が納得できる答えを一緒に探していきましょう。
サッカーを続けることよりも大切なのは、子どもが自分で考え、自分で選ぶ力を育てることです。
その経験は、サッカーを続けても辞めても、きっと将来の財産になります。
▼関連記事はこちら
・子どもが「サッカー辞めたい」と言ったら?親が最初に確認したい5つのこと
子どもが「サッカー辞めたい」と言ったら?親が最初に確認したい5つのことある日突然、子どもからこんな言葉を聞いて戸惑ったことはありませんか?「もうサッカー辞めたい」これまで一生懸命頑張ってきた…・試合に出られない子をつくらない|ぽこちパパが全員出場にこだわる理由
試合に出られない子をつくらない|ぽこちパパが全員出場にこだわる理由私は、小学生年代ではできる限り全員が同じように試合を経験するべきだと思っています。以前、「試合に出られない子への接し方」…・ジュニアサッカーの価値とは?勝敗だけではない「サッカーを学ぶ意味」
ジュニアサッカーの価値とは?勝敗だけではない「サッカーを学ぶ意味」サッカーとはどんなスポーツ?子どもにサッカーを学ばせる本当の意味子どもがサッカーを始めると、多くの保護者はこう考えます。…






コメント