良い指導者とは?ジュニアサッカーの保護者が見ておきたい5つのポイント

親のサポート術

「良いコーチに出会えたら伸びる」

ジュニアサッカーではよく聞く言葉です。

しかし、良い指導者とはどのような人なのでしょうか。

全国大会へ導くコーチでしょうか。それとも技術指導が上手なコーチでしょうか。

実は、この問いに絶対的な正解はありません。子どもの性格やチームの環境、目指す方向によって答えは変わります。

ただ一つ言えるのは、保護者として「こうなってほしい」と思う指導者像と、「こうなってほしくない」と感じる指導者像はあるということです。

今回は、私自身が子どものサッカーを見てきた経験も踏まえながら、「良い指導者とは何か」を考えてみたいと思います。


良い指導者に絶対の正解はない

まず結論から言うと、良い指導者の定義は一つではありません。

勝利を最優先に考えるチームもあります。

育成を最優先に考えるチームもあります。

また、同じチームでも年代によって求められる指導は変わります。

だからこそ、

「この指導法が正解」

と言い切ることはできません。

実際に厳しい言葉で成長する子もいれば、萎縮してしまう子もいます。

細かく指示された方が安心する子もいれば、自分で考えたい子もいます。

つまり、良い指導者とは特定の指導法を持つ人ではなく、その時々の状況や選手に合わせて関わり方を変えられる人なのかもしれません。


私が思う良い指導者は「人を選ばない人」

私自身が良い指導者だと感じるのは、人を選ばないコーチです。

サッカーが上手な子だけを見るのではありません。

レギュラーだけを見るのでもありません。

全ての選手に目を向けられる人です。

試合に出ていない選手も見ている

ジュニアサッカーでは、どうしても試合に出ている選手に目が向きがちです。

しかし、試合に出ていない選手にもそれぞれの努力があります。

ベンチで声を出している子。

誰よりも早く準備している子。

練習後に自主練習を続けている子。

そうした姿を見逃さないコーチは、選手からも保護者からも信頼されます。

成長のスピードは人それぞれ

小学生年代では、身体の成長にも大きな差があります。

今活躍している子が将来も活躍するとは限りません。

逆に、今は試合に出られなくても後から大きく伸びる子もいます。

だからこそ、目先の結果だけで選手を判断しない指導者には安心感があります。


子どもの表情を見ている指導者は信頼できる

技術指導より前に大切なことがあります。

それは子どもの表情を見ることです。

元気がない日もある

学校で嫌なことがあった日。

友達とけんかした日。

勉強で疲れている日。

子どもには様々な日があります。

毎日同じ状態でグラウンドに来るわけではありません。

だからこそ、

「今日は元気がないな」

「何かあったかな」

と気付ける指導者は貴重です。

サッカーだけが人生ではない

ジュニア年代は人として成長する時期です。

サッカーはその一部でしかありません。

勉強もあります。

家族との時間もあります。

友達との関係もあります。

そうした背景を理解しようとする指導者は、結果的に選手との信頼関係も築きやすくなります。


名前を呼ぶことは思っている以上に大切

これは私が特に大事だと思っていることです。

それは選手の名前を呼ぶことです。

名前には価値がある

子どもにとって、自分の名前を覚えてもらえることは嬉しいものです。

名前を呼ばれるだけで、

「見てもらえている」

という安心感につながります。

逆に、

  • おい
  • そこのお前
  • 〇番

ばかりで呼ばれる環境では、自分が一人の人間として見られていないように感じることもあります。

選手を知ろうとしている証拠

名前を覚えるということは、その選手に関心を持っているということでもあります。

学年が多いクラブでは簡単なことではありません。

それでも、できる限り選手一人ひとりを知ろうとしている姿勢は伝わります。

保護者もそうした部分を意外と見ています。


良い指導者はサッカー以外も教えてくれる

サッカーを教えることはもちろん大切です。

しかし、ジュニア年代ではそれだけではありません。

挨拶をする

仲間を大切にする

道具を整理する

感謝を伝える

こうしたことも将来につながる大切な学びです。

全国大会の結果は数年後には忘れるかもしれません。

しかし、

  • 礼儀
  • 協調性
  • 責任感

は大人になっても残ります。

だからこそ、サッカーだけに興味を持つのではなく、子どもの成長全体を見てくれる指導者は価値があります。


まとめ

良い指導者とは何か。

その答えは人によって違います。

しかし私自身は、

  • 人を選ばない
  • 試合に出ていない選手も見ている
  • 子どもの表情を見ている
  • 名前を覚えている
  • サッカー以外の成長にも関心がある

そんな指導者に出会えたら幸せだと思っています。

試合に出られるかどうかだけで指導者を評価することは簡単です。

しかし、子どもが数年後に振り返った時、

「あのコーチに出会えて良かった」

と思えるかどうか。

それこそが、本当に良い指導者を見極める一つの基準なのかもしれません。

【この記事を書いた人】

ぽこちパパ|Junior Football Base運営者

ジュニアサッカー指導歴25年以上。ブラジル・サンパウロでのサッカースクール設立・運営、Jリーグクラブスクールでの指導、女子チームや発達支援現場での活動を経験。現在はNPO法人を運営し、保護者支援や発達支援にも携わっています。

▶ぽこちパパのプロフィール
https://juniorfootballbase.com/profile/

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