ジュニアサッカーで子どもを怒鳴って後悔した話|試合後に親が意識したい関わり方

コラム

忘れられなくなった日

実は、私も息子が5歳の頃、感情的になってしまったことがあります。

プールの帰り道、車の中で息子を怒鳴ってしまいました。

今でも覚えています。

でも、息子はその出来事を覚えていません。

覚えているのは、怒鳴った私の方でした。

その時に決めました。

「感情に任せて怒鳴らない」

今回は、練習や試合後の関わり方について、私が意識していることを書いていきます。

練習や試合後に、親が最初にするべきこと

まずは「感想」を聞く

試合後、つい親は分析したくなります。

  • 「もっと走れたんじゃない?」
  • 「監督にアピール足りないよ」
  • 「練習から変えないと」

でも、最初に必要なのは評価ではありません。

まずは、子どもの感想を聞くことです。

  • 今日どうだった?
  • 何を感じた?
  • 楽しかった?
  • 悔しかった?

子ども自身の言葉を待つ。

これがとても大事だと思っています。

特に試合に出られなかった日は、子どもの中でも感情が整理できていません。

そこに親の正論を被せると、「わかってもらえなかった」という気持ちだけが残ることがあります。

親が答えを与えるより「一緒に考える」

正解を押しつけない

子どもが試合に出られない理由は、一つではありません。

  • 技術
  • フィジカル
  • 戦術理解
  • メンタル
  • チーム事情
  • 学年構成

いろんな要素があります。

だからこそ、「お前は○○だからダメ」と決めつけるのは危険です。

私が意識しているのは、“一緒に考える”ことです。

例えば、

「監督はどこを見てると思う?」
「今のチームで求められてる役割って何だろう?」
「もしコーチなら誰を出す?」

こんな風に会話します。

親が結論を押しつけるより、自分で考え始めた時の方が、子どもは変わります。

仲間へのリスペクトがない時は迷わず否定する

出られない悔しさと、他人を下げることは別

うまくいかなかった時、子どもは悔しいです。

だから時々、

「あいつより俺の方が上手い」
「なんでアイツが出るの?」

と言うことがあります。

気持ちはわかります。

でも、私はそこは曖昧にしません。

仲間へのリスペクトがない言葉は、はっきり否定します。

なぜなら、チームスポーツだからです。

誰かを下げる考え方は、一瞬は気持ちが楽になります。
でも長期的には、自分の成長を止めます。

私はよく、

「パパはそういう考え方は好きじゃない」

と伝えます。

ここで大事なのは、“人格否定”ではなく、“考え方”について話すこと。

子どもを否定するのではなく、方向を示すイメージです。

「パパはこう思う」と伝えるようにしている

正論より「一人の意見」として話す

親はつい、“正しい答え”として話してしまいます。

でも実際には、サッカーに絶対の正解なんてありません。

だから私は、

「パパはこう思う」
「パパならこうするかな」

という言い方を意識しています。

これは意外と大事です。

断定されると、子どもは反発するか、考えるのをやめます。

でも、“一つの意見”として渡されると、自分で考え始めます。

ジュニアユース年代になるほど、この違いは大きいです。

子どもに「いろんな想定」を伝える

見えていない背景を一緒に考える

うまくいかなかった時、子どもは目の前の結果だけを見ます。

でも実際には、監督やコーチはいろんなことを考えています。

  • 相手との相性
  • ポジションバランス
  • 守備強度
  • 学年
  • チーム戦術
  • 練習態度

子どもには見えていない部分も多い。

だから私は、

「こういう可能性もあるかもね」

と、“想定”を増やすようにしています。

これは、ただ慰めるためではありません。

物事を一方向だけで見ない力は、サッカー以外でも必要だからです。

まとめ|試合後の親の言葉は、ずっと残る

試合に出られない時間は、子どもにとって苦しいです。

でも同時に、成長するきっかけにもなります。

だからこそ、親も感情だけで反応しないことが大切だと思っています。

私自身、5歳の息子を怒鳴って後悔した経験があります。

息子は覚えていなくても、私は忘れません。

だから今も意識しています。

  • まず感想を聞く
  • 一緒に考える
  • 仲間へのリスペクトを大切にする
  • 「パパはこう思う」と伝える
  • いろんな可能性を一緒に考える

試合後の会話に正解はありません。

でも、子どもが「また頑張ろう」と思える関わり方は、きっとあります。

【この記事を書いた人】

ぽこちパパ|Junior Football Base運営者

ジュニアサッカー指導歴25年以上。ブラジル・サンパウロでのサッカースクール設立・運営、Jリーグクラブスクールでの指導、女子チームや発達支援現場での活動を経験。現在はNPO法人を運営し、保護者支援や発達支援にも携わっています。

▶ぽこちパパのプロフィール
https://juniorfootballbase.com/profile/

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