シュートが入らなかった。ミスが続いた。チームが大敗した。
そんな日、子どもにどう接すればいいのか。結果だけを見ると、声をかけるのが難しい日もあります。
私には、忘れられない試合があります。娘が3年生の時、市内の大会で0対17という大差で負けた試合です。
一般的に言われる接し方のポイント
まず、よく言われる基本的な考え方を整理します。
すぐに結果を評価しない
帰宅後すぐに「今日はダメだったね」と評価を下すのは避けるべきだとされています。
良かった部分を一つ見つける
活躍できなかった日でも、何か一つは良いプレーがあったはずです。それを見つけて伝えることが推奨されます。
比較しない
他の選手や、これまでの自分と比べる言葉は、自信をさらに失わせる原因になります。
結果より過程を評価する
試合の結果ではなく、その日の取り組みや姿勢を見ることが大切だと言われます。
0対17で負けた日のこと
娘が3年生の時、市内の大会で0対17という大差で負けました。
スコアだけ見れば、誰がどう見ても惨敗です。
でも試合が終わった後、娘はこう言いました。
「楽しかった!」
正直、驚きました。年齢を考えれば、あれだけ点を取られ続ければ、途中で集中が切れてもおかしくない試合でした。でも娘は、最後まで集中していたように見えました。
ボールが相手コートに渡ることはほとんどありませんでした。それでも、たくさんの失敗と失点の中で、何とかしようと考え続けていた様子が伝わってきました。
良いところを探すのはコーチの仕事
この経験から、改めて感じたことがあります。
良いところを探すのは、コーチの仕事です。見方を変えれば、どんな試合の中にも、必ず良いところはあるはずです。
側から見れば、0対17という結果は惨敗です。でも視点を変えれば、あの試合は褒めちぎるのに相応しい変化がありました。
最後まで集中が切れなかったこと。失点が続く中でも、諦めずに何とかしようとしていたこと。これは結果には表れません。でも、子どもの中に確実に育っているものでした。
結果だけを見ると、見えなくなるもの
活躍できなかった日、結果だけを見てしまうと、その裏側にある成長が見えなくなります。
点を決められなかった。ミスをした。大差で負けた。それだけを評価軸にすると、子ども自身も「自分はダメだった」と結論づけてしまいます。
でも実際には、その試合の中で確かに前に進んでいる部分があります。それを見つけて伝えるかどうかで、子どもがその日をどう受け止めるかが変わります。
なぜ娘は「楽しかった」と言えたのか
娘が「楽しかった」と言えたのは、結果に押しつぶされていなかったからだと思います。
集中して、何とかしようとして、それでも結果は出なかった。でも、その過程に納得感があったのだと思います。
これは、普段から結果より過程を見る関わりを続けてきたからこそ生まれた言葉だと感じています。もし普段から結果ばかりを評価されていたら、0対17の後に「楽しかった」とは言えなかったはずです。
親が見るべきポイント
活躍できなかった日、結果以外に見るべきポイントがあります。
最後まで集中が続いていたか
結果が悪くても、最後まで諦めずに取り組んでいたかどうかは、大きな成長のサインです。
失敗の中で考えようとしていたか
ただ呆然とプレーするのではなく、状況を変えようと考えながら動いていたか。それが見えたら、しっかり伝えてあげてください。
表情や言葉から、納得感があるか
結果が悪くても、本人なりに納得できる試合だったかどうか。「楽しかった」という言葉が出るかどうかは、その納得感のひとつの表れです。
まとめ
活躍できなかった日の接し方として、結果をすぐに評価しないこと、良かった部分を見つけることがよく言われます。
娘が0対17の試合の後に「楽しかった」と言った時、改めて感じました。結果だけを見れば惨敗でも、視点を変えれば褒めるべき成長がそこにありました。
良いところを探すのは、コーチや親の仕事です。どんな結果の日でも、見方を変えれば必ず褒められるポイントがあります。そこを見つけて伝え続けることが、子どもが「楽しかった」と言える土台を作っていきます。
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