ジュニアサッカーで上手い子と比べてしまう時|親が知っておきたい成長の見方

親のサポート術

ジュニアサッカーを見ていると、どうしても周りの上手な子が目に入ります。

同じ学年なのにドリブルが上手い。試合で活躍している。コーチからよく褒められている。

そんな姿を見るたびに、

「うちの子は大丈夫だろうか」

「このままで差が広がるのではないか」

と不安になる保護者も少なくありません。

しかし、子どもの成長は単純な比較では見えない部分がたくさんあります。

この記事では、上手い子と比べてしまう理由や、その時に保護者が意識したい考え方について解説します。


上手い子と比べてしまうのは自然なこと

まず知っておきたいのは、比べてしまうこと自体は悪いことではないということです。

子どもを大切に思っているからこそ、

  • 将来が心配になる
  • 今の環境が合っているか気になる
  • もっと成長してほしいと思う

こうした気持ちが生まれます。

実際、私自身も息子の試合を見ながら、

「同じ学年なのにすごいな」

と感じたことは何度もあります。

問題なのは比較することではありません。

比較した結果、

「うちの子はダメだ」

「才能がない」

と決めつけてしまうことです。

比較は情報収集としては役立ちますが、子どもの価値を判断する材料にはなりません。


サッカーの成長スピードには大きな個人差がある

小学生年代は成長の差が非常に大きい

ジュニア年代では、同じ学年でも身体の成長に大きな差があります。

  • 身長が高い
  • 足が速い
  • 力が強い

こうした要素だけでもプレーの見え方は変わります。

特に小学生の頃は数か月の差が大きく影響することもあります。

今目立っている子が将来もずっと目立つとは限りません。

逆に、今は目立たなくても後から伸びる子もたくさんいます。

見えている部分だけで判断しやすい

試合ではゴールやドリブルが目立ちます。

しかし実際には、

  • 周囲を見る力
  • 判断力
  • 仲間との協力
  • 話を聞く姿勢

など、将来につながる能力も重要です。

これらは試合観戦だけでは見えにくい部分です。

だからこそ、目立つプレーだけで比較しないことが大切です。


比較が増えるほど親子関係が苦しくなる

子どもは意外と親の気持ちを感じ取る

保護者が無意識に比較していると、子どもはその空気を感じ取ります。

例えば、

  • 「○○くんはすごいね」
  • 「もっと頑張らないとね」
  • 「同じ学年なのにね」

このような言葉が増えると、子どもはプレッシャーを感じ始めます。

すると、

「サッカーを楽しめない」

「失敗が怖い」

「親をがっかりさせたくない」

という気持ちにつながることがあります。

サッカー以外の価値も忘れない

子どもにはサッカー以外にも多くの魅力があります。

  • 優しい
  • 真面目
  • 仲間思い
  • 努力家

こうした部分は順位がつきません。

しかし人生では非常に大切な力です。

サッカーの結果だけで子どもを見ると、本来の良さを見失いやすくなります。


比較するなら「昨日の我が子」と比べよう

よく言われる言葉ですが、実際にやるのは簡単ではありません。

それでも最も意味のある比較は、

他人ではなく過去の我が子との比較です。

例えば、

  • リフティングが5回から10回になった
  • 大きな声が出せるようになった
  • 練習を休まなくなった

こうした変化は立派な成長です。

試合の結果だけを見ていると気づけません。

成長ノートを作るのもおすすめ

簡単なメモでも構いません。

例えば、

  • 今日できたこと
  • 頑張っていたこと
  • 成長を感じたこと

を書き残します。

数か月後に見返すと、

「こんなに成長していたんだ」

と気づくことがあります。

目の前の上手い子ではなく、自分の成長に目を向ける習慣が作れます。


保護者ができる声かけとは

比較してしまう気持ちが出た時ほど、結果以外の部分を認める声かけが大切です。

良い例

  • 最後までよく走っていたね
  • 声を出していたね
  • 挑戦していたね
  • 楽しそうだったね

避けたい例

  • ○○くんみたいになろう
  • なんでできないの?
  • 同じ練習しているのに

前者は成長や行動に注目しています。

後者は他人との比較が中心です。

子どもが長くサッカーを続けるためには、結果よりも努力や挑戦を認めてもらえる環境が大切です。


まとめ

ジュニアサッカーでは、上手い子と比べてしまうことがあります。

それは決して特別なことではありません。

しかし、

  • 成長スピードには個人差がある
  • 試合だけでは見えない能力もある
  • 比較しすぎると親子関係が苦しくなる
  • 本当に見るべきなのは過去の我が子

ということを忘れないでほしいと思います。

周りの子を見るたびに不安になることもあるでしょう。

そんな時は、半年前や1年前の我が子を思い出してみてください。

きっと当時はできなかったことが、今では当たり前のようにできるようになっているはずです。

子どもの成長は一直線ではありません。

だからこそ、他人との距離ではなく、自分自身の歩幅を見守っていきたいですね。

【この記事を書いた人】

ぽこちパパ|Junior Football Base運営者

ジュニアサッカー指導歴25年以上。ブラジル・サンパウロでのサッカースクール設立・運営、Jリーグクラブスクールでの指導、女子チームや発達支援現場での活動を経験。現在はNPO法人を運営し、保護者支援や発達支援にも携わっています。

▶ぽこちパパのプロフィール
https://juniorfootballbase.com/profile/

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