ジュニアサッカーを頑張る子どもを見ていると、親として応援したくなるのは当然です。しかし、良かれと思ってやっている行動が、実は子どもの成長を妨げていることがあります。
この記事では、伸びる選手の家庭に共通する「親が頑張りすぎないこと」という原則に基づき、避けたい10の行動パターンを紹介します。10個のうち、私自身がやってしまった2つも正直に書いています。自分の関わり方を振り返り、理想のサポートを考えるきっかけになるはずです。
ジュニアサッカーで親の関わり方が重要な理由
子どもの成長は親の影響を大きく受ける
子どもは親の言葉や態度を想像以上によく見ています。特に小学生年代では、サッカーそのものよりも「サッカーとの向き合い方」を親から学びます。失敗した時にどう考えるか、努力をどう評価するか、仲間とどう関わるかといった価値観は家庭環境の影響が大きいのです。
親が主役になると子どもは伸びにくい
サッカーをするのは子どもです。親が熱くなりすぎると、子どもは「自分のため」ではなく「親のため」にプレーするようになります。結果として、チャレンジしなくなる、ミスを恐れる、サッカーが楽しくなくなるという状態に陥ってしまいます。
ジュニアサッカーで親がやってはいけないNG行動10選
① 試合後にダメ出しをする
試合直後は子ども自身が一番反省しています。そこに親からネガティブな指摘をされると、気持ちはさらに落ち込みます。まずは「お疲れさま」という一言で十分です。
② 他の子と比較する
「〇〇くんはレギュラーなのに」といった比較は自信を失わせるだけです。比べるべき相手は昨日の自分です。小さな成長を見つけてあげましょう。
③ 過度に結果を求める
勝敗や得点だけを評価するのではなく、ジュニア年代で本当に大切なのはチャレンジしたか、考えてプレーしたか、努力を継続したかということです。結果より過程を認めることが成長につながります。
④ ベンチから指示を出し続ける
試合中に「打て!」「戻れ!」「パス!」と叫ぶと、子どもはコーチの指示、仲間の声、親の声で頭がいっぱいになります。判断力を育てるためには、自分で考える経験が必要です。
⑤ コーチの指導に口を出す
親が過度に介入すると、子どもが混乱する、チームとの関係が悪くなる、指導方針が伝わらなくなるという問題が起きます。疑問があれば冷静に相談する姿勢が大切です。
⑥ 自主練を強制する
自主練は本来、自発的に行うものです。親が強制すると、サッカー自体が嫌いになる可能性があります。環境を整えることは大切ですが、やるかどうかは子ども自身に任せましょう。
⑦ ミスを許さない
ミスをしない選手はいません。むしろ成長する選手ほど挑戦するのでミスも増えます。失敗した時は「チャレンジしたのは良かったね」と声をかける方が成長につながります。
⑧ 試合出場時間ばかり気にする
「なぜうちの子を使わないんだ」という考えになると、子どもにも不満が伝わります。大切なのは、なぜ出られないのか、今何を頑張るべきかを一緒に考えることです。
⑨ 子どもの代わりに問題を解決する
チーム内の人間関係や悩みを親がすべて解決してしまうケースがあります。自分で伝える、自分で考える、自分で乗り越える経験も成長には必要です。親は黒子役に徹することが大切です。
⑩ サッカー中心の生活にしすぎる
サッカーは人生の一部です。家族との時間や友達との遊び、学校生活も子どもの成長には欠かせません。サッカーだけの世界にならないよう注意しましょう。
10個のうち、私がやってしまった2つ
この10個は、他人事として書いていません。私自身、いくつか当てはまっていました。
一つは①です。我が子が低学年の頃、試合の帰り道でよくアドバイスをしていました。指導者としては、正しいことを言っていたつもりです。でもある日、子どもがサッカーの話をしなくなりました。求められていたのは指導ではなく、安心して話せる時間だったのだと思います。それ以降、帰り道は「今日楽しかった?」「何が一番良かった?」と聞くだけにしました。
もう一つは⑥に近いものです。「自主練しなさい」「早く起きなさい」と言っていた時期がありました。でも自分を振り返ると、仕事で疲れて何もしたくない日があります。大人の私ですらできないことを、子どもに求めていました。今は「お父さんもできないことがある」と正直に伝えるようにしています。ゲームばかりを注意していた時期には、まず自分のスマホからゲームのアプリを消しました。
NG行動は、知っていてもやってしまいます。だから私は、直せたかどうかより、気づけるかどうかを大事にしています。
親が意識したい理想のサポートとは
子どもの話を聞く
アドバイスよりも先に聞くことが重要です。多くの子どもは答えではなく共感を求めています。
努力を認める
結果よりも、続けたこと、挑戦したこと、頑張ったことを認めましょう。
応援者に徹する
親は監督でもコーチでもありません。一番の応援団でいることが、結果的に子どもの成長を後押しします。
まとめ
ジュニアサッカーで親がやってはいけないNG行動は、試合後のダメ出し、他の子との比較、結果ばかりの追求、ベンチからの指示、コーチへの口出し、自主練の強制、ミスを許さない態度、出場時間への執着、問題の先回り解決、サッカー中心の生活です。
子どもが伸びる家庭に共通するのは「親が見守れること」です。親が変われば、子どものサッカーとの向き合い方も変わります。完璧な親である必要はありません。まずは今日から一つだけでも、関わり方を見直してみてください。
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