レギュラーの親と比べてしまう時の考え方|子どもの成長を見失わないために

親のサポート術

試合の日になると、どうしても目に入る光景があります。

レギュラーとしてピッチに立つ子ども。
その活躍を笑顔で見守る保護者。

一方で、自分の子どもはベンチ。

そんな状況が続くと、

「うちは何が違うんだろう」
「どうしてあの子は出られているんだろう」
「親として何か足りないのかな」

と考えてしまうことがあります。

これは決して珍しいことではありません。

子どもを真剣に応援しているからこそ、比較してしまうのです。

しかし、その比較が続くと、本来見るべき子どもの成長を見失ってしまうことがあります。

この記事では、レギュラーの親と比べてしまう時の考え方についてお伝えします。


レギュラーの親と比べてしまうのは自然なこと

まず知っておいてほしいのは、比較してしまう自分を責める必要はないということです。

人は自分の状況を判断する時、どうしても周囲を基準にします。

特にジュニアサッカーでは、

  • 出場時間
  • スタメン発表
  • 得点数
  • コーチからの評価

が目に見えやすいため、比較が起きやすい環境です。

比較しているのは「親」ではなく現状

実際には、

「あの親が羨ましい」

というより、

「自分の子どもが試合に出られない現状がつらい」

という気持ちの方が大きい場合がほとんどです。

つまり問題は他の家庭ではなく、自分自身の不安や焦りなのです。

まずはその気持ちに気づくことが大切です。


見えている部分だけで判断しない

レギュラーの子どもや保護者は、とても順調に見えることがあります。

しかし実際には見えていない部分もたくさんあります。

その家庭にも悩みはある

例えば、

  • 毎日の自主練を続けている
  • 過去に長い控え時代があった
  • 家で涙を流した経験がある
  • 怪我やスランプを乗り越えている

かもしれません。

私たちが見ているのは、試合会場での一部分だけです。

映画のラストシーンだけを見て、

「最初から順調だった」

と判断するようなものです。

見えている結果だけで比較すると、苦しくなるのは当然です。


レギュラーになることと成長することは同じではない

多くの保護者が無意識に、

「レギュラー=成長している」

と考えてしまいます。

しかし、必ずしもそうとは限りません。

成長にはさまざまな形がある

例えば、

  • 苦手なプレーに挑戦している
  • 仲間を応援できる
  • 練習を休まず続けている
  • 失敗しても立ち上がれる

こうした力も大切な成長です。

サッカーはもちろん競技ですが、育成年代では人としての成長も重要なテーマです。

試合に出ているかどうかだけで、子どもの価値は決まりません。


比較するなら「他人」ではなく「過去のわが子」

比較そのものが悪いわけではありません。

問題なのは比較する相手です。

成長が見える比較に変える

おすすめなのは、

他の子どもではなく、

「半年前のわが子」

と比べることです。

例えば、

  • ボール扱いが上手くなった
  • 挨拶ができるようになった
  • 練習への姿勢が変わった
  • 仲間との関わり方が良くなった

こうした変化は、毎日見ている親だからこそ気づけます。

育成年代では、この積み重ねこそが将来の大きな差になります。


保護者同士の距離感を見直してみる

比較が苦しくなる原因の一つに、保護者同士の関係があります。

情報を集めすぎると苦しくなる

例えば、

  • スタメン予想の話題
  • セレクション情報
  • コーチの評価の噂
  • 他の選手との比較

こうした話ばかり聞いていると、不安はどんどん大きくなります。

もちろん情報交換は悪いことではありません。

しかし必要以上に入り込みすぎると、子どものサッカーより保護者同士の評価が気になってしまいます。

そんな時は少し距離を取ることも大切です。


ぽこちパパの実体験

私自身も、レギュラーの子どもを持つ保護者が眩しく見えた時期がありました。

試合で活躍する姿を見るたびに、

「羨ましいな」

と思ったこともあります。

でも後になって気づいたのは、その保護者もまた別の悩みを抱えていたということでした。

怪我への不安。
ポジション争い。
進路の悩み。

立場が違うだけで、みんなそれぞれ悩んでいます。

そこに気づいてからは、

「他の家庭を見るより、自分の子どもの成長を見よう」

と思えるようになりました。

するとサッカー観戦も以前より楽しめるようになったのです。


まとめ|比べる相手を変えるだけで見える景色は変わる

レギュラーの親と比べてしまうのは自然なことです。

しかし、その比較が続くと苦しさばかりが大きくなります。

大切なのは、

「他の家庭と比べること」

ではなく、

「わが子の成長を見ること」

です。

今日から意識したいポイント

  • 比較してしまう自分を責めない
  • 見えている結果だけで判断しない
  • レギュラーと成長を同じ意味にしない
  • 半年前のわが子と比べる
  • 保護者同士の情報に振り回されすぎない

子どものサッカー人生は長く続きます。

今の出場時間だけで将来が決まるわけではありません。

だからこそ、周囲ではなく目の前のわが子の成長に目を向けていきたいですね。

【この記事を書いた人】

ぽこちパパ|Junior Football Base運営者

ジュニアサッカー指導歴25年以上。ブラジル・サンパウロでのサッカースクール設立・運営、Jリーグクラブスクールでの指導、女子チームや発達支援現場での活動を経験。現在はNPO法人を運営し、保護者支援や発達支援にも携わっています。

▶ぽこちパパのプロフィール
https://juniorfootballbase.com/profile/

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