「最近、練習中の表情が暗い」
「返事はするけど、どこか元気がない」
「以前ほど積極的に見えない」
そんな姿を見ると、
「やる気がなくなったのかな」
と心配になる保護者は少なくありません。
しかし実際には、やる気がないように見えるからといって、本当にやる気を失っているとは限りません。
子ども自身も、自分の気持ちをうまく言葉にできていないことがあります。
今回は、サッカーをする子どもが「やる気がないように見える時」に考えたいことをお伝えします。
やる気がないように見える時は「疲れている」可能性がある
まず考えたいのは、心ではなく体の状態です。
子どもも疲労はたまる
ジュニア年代でも、
- 学校
- 宿題
- 習い事
- サッカー
と毎日忙しく過ごしています。
特に高学年やジュニアユースになると、心身の負担は大きくなります。
その結果、
- 動きが重い
- 表情が暗い
- 反応が薄い
ように見えることがあります。
これはやる気の問題ではなく、単純な疲労かもしれません。
やる気がないように見える時は「自信を失っている」こともある
子どもは結果を気にしています。
大人が思う以上に気にしています。
頑張っているのに結果が出ない時期
例えば、
- 試合に出られない
- ミスが続く
- 思うようにプレーできない
そんな状況が続くと、
「頑張っても意味がないのかな」
と感じることがあります。
すると挑戦する回数が減り、
結果としてやる気がないように見えてしまうことがあります。
やる気がないように見える時は「考えすぎている」場合もある
意外かもしれませんが、
真面目な子ほどこの状態になることがあります。
失敗したくない気持ちが強い
- ミスしたらどうしよう
- また怒られるかもしれない
- 失敗したくない
そう考えるあまり、
思い切ったプレーができなくなることがあります。
周囲からは消極的に見えますが、
本人の中ではむしろ考えすぎている状態です。
やる気がないように見える時に避けたい言葉
保護者がつい使ってしまう言葉があります。
「やる気あるの?」
これは最も避けたい言葉の一つです。
なぜなら、
子ども自身も
「どうしたらいいか分からない」
状態であることが多いからです。
「もっと頑張れ」
頑張っていないように見えても、
本人なりに頑張っている場合があります。
努力を否定されたように感じることもあります。
まずは原因を探ることが大切です。
やる気がないように見える時に大人ができること
無理にやる気を引き出そうとしなくても大丈夫です。
状況を観察する
まずは、
- 最近疲れていないか
- 悩み事はないか
- サッカー以外で負担はないか
を見てみましょう。
話せる環境を作る
無理に聞き出す必要はありません。
ただ、
「何かあったら話してね」
という姿勢があるだけで安心する子もいます。
すぐに解決しようとしない
大人は答えを出したくなります。
しかし子ども自身も整理できていないことがあります。
焦って原因を決めつけないことが大切です。
保護者や指導者が知っておきたいこと
やる気は常に一定ではありません。
大人でも、
仕事が楽しい日もあれば気が乗らない日もあります。
子どもも同じです。
一時的な変化を見て、
「もうやる気がない」
と決めつけないことが大切です。
むしろ、そういう時期を経験しながら成長していくことも少なくありません。
まとめ
やる気がないように見える時でも、
その背景はさまざまです。
- 疲れている
- 自信を失っている
- 考えすぎている
- 悩みを抱えている
など、本当の理由は外からは分からないことがあります。
だからこそ、
「やる気がない」
と決めつけるのではなく、
「何が起きているのだろう」
という視点で見ることが大切です。
子どもを変えようとする前に、まず理解しようとすること。
それが保護者や指導者にできる大切な関わり方かもしれません。
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