「子どもがサッカーを辞めたいと言い出した」
「試合に出られなくて落ち込んでいる」
「コーチとの関わり方に悩んでいる」
ジュニアサッカーに関わる保護者の悩みは尽きません。
実は私自身、20年以上前に地元のサッカーコーチとして子どもたちを指導していました。その後は、サッカースクールやNPO法人を立ち上げて活動していたため、地元の現場から離れていましたが、息子がサッカーを始めたことで再び地元のジュニアサッカーの世界に戻ることになりました。
そこで感じたのは、サッカーそのものは大きく進化しているのに、保護者や子どもが抱える悩みは昔とあまり変わっていないということでした。
このブログは、その違和感から生まれました。
ジュニアサッカーの現場は進化していた
20年前と比べると、子どもたちの技術レベルは驚くほど向上しているように感じます。
今では小学生でも、
- ボールコントロールが上手い
- 戦術理解が高い
- 動画で世界のプレーを学べる
- 良質なスクールが増えた
という環境があります。
クラブチームやスクールも増え、選択肢は大きく広がりました。
私がコーチをしていた頃には考えられなかったような練習環境でプレーしている子どもたちも少なくありません。
サッカーそのものは確実に進歩していると感じました。
しかし、現場を見ているうちに別のことが気になり始めました。
20年前と変わらない保護者の悩み
サッカーは進化しているのに、保護者の悩みはあまり変わっていませんでした。
実際によく耳にするのは、
- 試合に出られない
- コーチに評価されない
- 他の子と比べてしまう
- 親子関係がギクシャクする
- サッカーを楽しめなくなっている
といった悩みです。
驚いたのは、これらの多くが私がコーチをしていた20年前にも存在していたことです。
もちろん時代背景は違います。
しかし、
「どうすれば子どもが前向きになれるのか」
「親として何をすればいいのか」
という本質的な悩みは今も変わっていないように見えました。
インターネットには多くの情報があります。
一方で、保護者が本当に知りたいのは理論だけではなく、実際の現場で起きていることや経験から得られた考え方ではないでしょうか。
そのような情報を届けたいと思ったのが、ブログを始めた理由のひとつです。
大人の都合が子どもの楽しさを奪っていないか
私が現場で感じた最も大きな違和感があります。
それは、大人が主役になってしまう場面が少なくないことです。
もちろん、すべての指導者や保護者がそうだと言いたいわけではありません。
素晴らしい指導者もたくさんいます。
ただ、
- 勝利が最優先になっている
- 大人の期待が大きすぎる
- 結果ばかり求めてしまう
- 子どもの気持ちを聞けていない
そんな場面を目にすることもありました。
子どもは本来、サッカーが好きで始めます。
ドリブルが楽しい。
友達とプレーするのが楽しい。
ゴールが嬉しい。
その気持ちが原点のはずです。
ところが、いつの間にか大人の期待や評価が中心になり、「楽しい」が後回しになってしまうことがあります。
私はこの部分について、もっと考えていく必要があるのではないかと思っています。
南米で見た「文化としてのサッカー」
私が若い頃、南米を旅した経験があります。
そこで見たサッカーは、日本で見てきたものとは少し違いました。
もちろん競争もあります。
勝敗もあります。
しかし、それ以上に感じたのは「生活の一部」としてサッカーが存在していることでした。
子どもも大人も自然にボールを蹴る。
試合がなくても楽しむ。
観るだけでも楽しむ。
サッカーを通じて人とつながる。
そんな姿がとても印象的でした。
サッカーを続ける子もいれば、途中で辞める子もいます。
それでもサッカーを好きでい続ける人がたくさんいました。
私はその姿を見て、
「サッカーは競技である前に文化でもある」
と感じました。
日本のジュニアサッカーも、もっとそうなれるのではないかと思っています。
サッカーを辞めてもサッカー好きでいてほしい
私はプロ選手を育てたいわけではありません。
もちろん高いレベルを目指すことは素晴らしいことです。
しかし、それ以上に大切だと思うことがあります。
それは、
サッカーを好きでい続けること
です。
小学生の頃にサッカーを辞める子もいます。
中学生で離れる子もいます。
別のスポーツに挑戦する子もいます。
それでも、
- ワールドカップを観る
- 地元クラブを応援する
- 子どもとボールを蹴る
- サッカーの話題で盛り上がる
そんな人生も素敵だと思います。
もしジュニア年代で嫌な思いばかりしてしまったら、サッカーそのものが嫌いになってしまうかもしれません。
私はそれがもったいないと感じています。
だからこそ、このブログでは技術論だけではなく、
「子どもがサッカーを好きでいられる環境」
についても発信していきたいと思っています。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
- 保護者が悩んだときの考え方
- 子どもとの関わり方
- 指導現場で感じたこと
- サッカーを楽しむためのヒント
- 長い目で成長を見る視点
を中心に発信していきます。
正解を押し付けるつもりはありません。
家庭環境もチーム環境も、それぞれ違うからです。
ただ、20年前にコーチとして見てきた経験と、今保護者として感じていることを共有することで、少しでも誰かの参考になれば嬉しく思います。
まとめ
20年ぶりにジュニアサッカーの現場へ戻って感じたのは、サッカーは進化しているのに、子どもや保護者の悩みは大きく変わっていないということでした。
そして、その悩みの多くは技術や戦術だけでは解決できません。
大切なのは、子どもの気持ちに寄り添い、サッカーを楽しむ原点を忘れないことではないでしょうか。
このブログでは、現場で感じたことや実体験をもとに、保護者や指導者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
もし今、お子さんのサッカーについて悩んでいるなら、このサイトの記事が少しでもヒントになれば幸いです。
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