子どものサッカーを「受け入れる」ことが、親には一番難しい

親のサポート術

子どもの気持ちを尊重する。本人に決めさせる。頭では分かっています。

でも、どうしても受け入れられない瞬間があります。

25年以上、子どもたちと関わってきた私でも、親としてはうまくできないことがある。今回は、そんな話を正直に書きます。


息子が仲間に放った一言

少し前のことです。試合後、息子がチームメイトに言いました。

「お前なんかチームにいらねーよ。」

私はその瞬間を直接見ていたわけではありません。何が起こったのか、何を言い合ったのか、何も確認できていませんでした。

それでも、その言葉を聞いて、過去一番怒りました。


なぜそこまで怒ったのか

息子は以前と比べて、随分変わりました。

負けても引きずらない。多少のことは我慢できる。チーム全員の良いところをスラスラと言える。瞬間的に悔しさを出すことはあっても、人を傷つける言葉を使うことはなかった。

親バカかもしれませんが、そう思っていました。

だからこそ、「チームにいらない」という言葉は、絶対に否定しなければと思いました。何があっても、その言動は指導しなければならない。そう判断しました。


後から分かったこと

その日の夜、お風呂で息子と話しました。

相手の子には事情がありました。家庭の都合でしばらく練習に来られない状況が続いていた。その日もユニフォームを忘れて試合に出られなかった。彼自身もストレスが溜まっていたと思います。

息子にも息子の気持ちがありました。やられて腹が立ったこと。許せないことがあったこと。敗戦直後でストレスも重なっていたこと。

話を聞いて、彼が怒るのも仕方ないよな、と思いました。お互いに何かあったのだろうと。


それでも、また怒ると思う

でも正直に言うと、同じシーンがまた来たとしたら、自分はまた怒ると思っています。

理由をちゃんと聞いて、気持ちを消化させてあげる父親でいたい。そう思っています。なのに、この言葉だけはいけない、と伝えたくなってしまう。

自分が出す態度は、間違うことばかりです。


「受け入れる」ことの難しさ

子どものすべてを受け入れる、とは言えません。

受け入れられないものが、親にはあります。それが愛情から来るものであっても、冷静さを失うことがある。

大切なのは、受け入れられなかった自分を責めることではないと思っています。なぜ受け入れられなかったのか、後から振り返ること。そしてまた子どもと話すこと。

完璧な親などいません。受け入れられない瞬間があっても、その後に向き合い続けることが、親にできることだと思っています。


まとめ

子どものサッカーを「受け入れる」ことは、簡単ではありません。頭で分かっていても、感情が先に動く瞬間が必ずあります。

でもそれは、子どものことを本気で考えているからだと思います。受け入れられない自分を恥じる必要はありません。大切なのは、怒った後に話すこと。子どもの気持ちを聞こうとすること。

息子との会話の中で、私はいつもそれを教えてもらっています。完璧にできなくても、諦めずに向き合い続けること。それが、親にできる一番のことかもしれません。

お子さんのことで、受け入れられない瞬間があっても、大丈夫です。その気持ちを持ちながらも、もう一度子どもに向き合ってみてください。


【この記事を書いた人】

ぽこちパパ|Junior Football Base運営者

ジュニアサッカー指導歴25年以上。ブラジル・サンパウロでのサッカースクール設立・運営、Jリーグクラブスクールでの指導、女子チームや発達支援現場での活動を経験。現在はNPO法人を運営し、保護者支援や発達支援にも携わっています。

▶ぽこちパパのプロフィール
https://juniorfootballbase.com/profile/

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