負けた日の声かけとは?子どもの心を支える保護者の関わり方

親のサポート術

試合に負けた帰り道。

車の中が静かになることがあります。

悔しそうな表情をしている子。
怒っている子。
何もなかったように振る舞う子。

反応はさまざまですが、多くの子どもは何らかの感情を抱えています。

そんな時、保護者として悩むのが「何を話せばいいのか」ということではないでしょうか。

励ました方がいいのか。
反省を聞いた方がいいのか。
そっとしておいた方がいいのか。

実は、負けた日の声かけで大切なのは、正しい言葉を探すことではありません。

子どもの状態に合わせた関わり方をすることです。

この記事では、負けた日の声かけについて、タイミングごとに考え方を解説します。


負けた直後は無理に話さなくてもいい

負けた日の保護者は、

「何か声をかけなければ」

と思いがちです。

しかし結論から言うと、負けた直後は無理に会話をしなくても問題ありません。

子どもは感情を整理している最中

試合直後の子どもの頭の中には、

  • 悔しさ
  • 怒り
  • 反省
  • 後悔

などさまざまな感情があります。

大人でも負けた直後に冷静な話は難しいものです。

子どもならなおさらです。

そのため、

「今日は疲れたね」

「お疲れさま」

程度の短い言葉だけでも十分です。

無理に振り返りを始める必要はありません。


負けた日の声かけは結果より経験に目を向ける

保護者はつい結果について話したくなります。

しかし負けた日ほど、経験に目を向けることが大切です。

負けから得られるものは多い

例えば、

  • 強い相手と対戦できた
  • 課題が見つかった
  • 最後まで諦めなかった
  • チームで戦う経験ができた

こうしたことは勝敗とは別の価値です。

もちろん無理に前向きに考える必要はありません。

ただ、

「負け=全て失敗」

ではないことを伝えられると、子どもの見方も変わります。

声かけ例

  • 強い相手だったね
  • 最後まで頑張っていたね
  • 良い経験になったね
  • また次に挑戦できるね

結果ではなく経験に焦点を当てることで、子どもも前を向きやすくなります。


子どもによって必要な声かけは違う

実は同じ言葉でも、子どもによって受け取り方が変わります。

話したいタイプの子

試合後すぐに、

「聞いて聞いて!」

と話し始める子もいます。

そんな時はアドバイスよりも聞き役に徹しましょう。

子どもは話すことで気持ちを整理しています。

一人になりたいタイプの子

一方で、

黙り込む子もいます。

その場合は無理に話を引き出さなくても大丈夫です。

時間が経つと自分から話し始めることもあります。

大切なのは、

親が話したいタイミングではなく、

子どもが話せるタイミングを待つことです。


負けた日の夜に振り返りを急がない

保護者としては、

「何が悪かったのか考えよう」

と言いたくなることがあります。

しかし負けた当日は避けた方がよい場合も少なくありません。

反省は冷静になってからでよい

試合直後は感情が大きく動いています。

その状態では、

  • 自分を責める
  • 仲間を責める
  • コーチを責める

など極端な考えになりやすいものです。

本当に振り返るなら、

翌日や数日後の方が冷静に考えられます。

負けた当日は、

まず気持ちを落ち着かせることを優先しましょう。


負けた日だからこそ変わらない態度を心がける

保護者が意外と見落としがちなのが、

態度の変化です。

勝敗で接し方を変えない

勝った日は笑顔。

負けた日は機嫌が悪い。

これでは子どもは、

「勝たないと認めてもらえない」

と感じてしまいます。

もちろん親も感情があります。

しかし育成年代では、

結果よりも挑戦や努力を支える存在でありたいものです。

負けた日でも、

いつも通りの食事。
いつも通りの会話。
いつも通りの生活。

それだけで安心する子どもは多いです。


ぽこちパパの実体験

息子が大敗した試合の日。

私は車の中で何を話そうか悩みました。

励ました方がいいのか。
反省を聞くべきか。

結局、

「お疲れさま」

しか言えませんでした。

すると息子も黙ったまま。

ところが夜になると突然、

「次はあの場面でこうしたい」

と話し始めたのです。

その時に感じたのは、

親が急いで答えを与える必要はないということでした。

子どもは子どもなりに試合を振り返っています。

だからこそ、負けた日は焦らず待つことも大切なのだと思います。


まとめ|負けた日の声かけは「安心できる場所」を作ること

負けた日の声かけで最も大切なのは、特別な言葉ではありません。

子どもが安心して帰ってこられる環境を作ることです。

今日から意識したいポイント

  • 負けた直後は無理に話さなくてもよい
  • 結果より経験に目を向ける
  • 子どものタイプに合わせて接する
  • 当日の反省会は急がない
  • 勝敗で態度を変えない
  • 家庭を安心できる場所にする

試合の勝ち負けはサッカーの一部です。

しかし家庭での時間は、子どもの人生そのものです。

だからこそ負けた日こそ、安心して帰れる場所でありたいですね。

【この記事を書いた人】

ぽこちパパ|Junior Football Base運営者

ジュニアサッカー指導歴25年以上。ブラジル・サンパウロでのサッカースクール設立・運営、Jリーグクラブスクールでの指導、女子チームや発達支援現場での活動を経験。現在はNPO法人を運営し、保護者支援や発達支援にも携わっています。

▶ぽこちパパのプロフィール
https://juniorfootballbase.com/profile/

▼悩み別ガイドはこちら

試合に出られない完全ガイド

親の声かけ完全ガイド

サッカー辞めたい完全ガイド

自主練しない完全ガイド

コーチ問題完全ガイド

他の子と比べてしまう完全ガイド

コメント

タイトルとURLをコピーしました